[Excel]四捨五入した値の合計を求める方法

Riichi

2010年08月02日 23:40



セルの書式にて整数を選び、少数桁を2桁に設定して表示すると
四捨五入した値が表示されます。

個々の内訳を合計してみてください。
合計欄に表示された値と差異が出ていることに気づくと思います。

差異がでた原因は、少数桁の丸めを行った内訳の値合計に対し、
合計欄は、合計した値をの丸めているためです。

解決方法は、個々の値を少数桁の丸めを行い合計する。なのですが、
しかし、SUM関数の中で、ROUND関数は使えません。
※SUM(ROUND(A1:A20))と記入するとエラーとなります。
※SUM(ROUND(A1,2),・・・ROUND(A20,2))と個々で記入すれば、
 大丈夫ですが、要素数の上限がある上に、入力も大変です。

そんな時に使えるのが、SUMPRODUCT 関数です。

SUMPRODUCT 関数のEXCELヘルプでは、
「配列の対応する個々の積の合計を返す」と書いていますが、
実際は、配列同士または、配列にたいして計算ができる関数です。
※配列=範囲選択した値(A1:C7)

例としては、
A列  B列  C列
単価×個数 =  答え
  ・・・
単価×個数 =  答え

単価、個数、と並んでいる一覧があるとします。
それの合計のみ求めたい場合、

・個々の計算の合計列を作り、合計列を合計する。
・SUM関数の中で、個々の計算を行う。
 SUM(A1*B1,・・・ A○*B○)  ※要素数に上限あり。

SUMPRODUCT 関数を使うことで一括で求める事が出来ます。
SUMPRODUCT (A1:A○ , B1:B○)

また、SUMPRODUCT 関数は、条件に合う数値を集計するというような使い方もできます。

詳しくは、下記のリンクよりお確かめ下さい。 ※外部リンク
Google SUMPRODUCT検索結果

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