ＩＴみたいな　なにか！？

・沖縄平和学習アーカイブ

沖縄戦を振り返る「沖縄平和学習アーカイブ」が、慰霊の日の昨日23日に公開されました。
(利用には、Google Earthのインストールが必要です。)

ナガサキ・ヒロシマ、東日本大震災で作成された「多元的デジタルアーカイブズ」技術を
使用し、Google Earth上に、当時の地図と証言集(動画)、写真などを組み合わせ、
沖縄戦の様子を見る事ができます。
また、沖縄戦に関する多面的な情報を、時系列で確認していく事ができるような構成で
まとめられています。

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沖縄では、未だ大量の不発弾が地面下に埋まっていることが予想されています。

東京などでも空襲があったにも関わらず、沖縄だけ不発弾が多く残っているのは、
ある理由があります。

他府県では、軍需工場のみ爆弾で、それ以外は焼夷弾の投下が行われています。

焼夷弾は、投下されたあと空中で分解して多数の「小さな焼夷弾」を
ばら撒くといった動作をします。
そのため、軍需工場付近以外では、空中で分解しなかった焼夷弾でかつ、
地面に落下した時に埋没した焼夷弾のみ不発弾となります。


旧日本軍が、南方の戦線で進軍を待ち受ける形で迎撃をする
といった戦法を取っていたため、米軍は、進軍方面を爆撃して焼き払って
安全を確保しながら侵攻したようです。
そのため、沖縄では、多くの焼夷弾と爆弾が使用されています。

また、上陸した時期も梅雨と重なって柔らかい地面に落ちた時に爆発せずに
多くの不発弾が埋没するという結果になっています。


私も含め戦争を知らない世代が大半です。

ネットでは、「沖縄だけが被害を受けている訳では無い」なんて気軽に
発言する人がいます。
イメージだけで発言をせず興味を持って、地元ではどのような被害があったのか。
また、全国各地でどのような被害があったのかを調べてみてはいかがでしょうか？

[関連]
・東京大空襲。戦災資料センター
・沖縄平和祈念資料館
・旧海軍司令部壕
・対馬丸記念館
・南風原文化センター

・野口健さん 遺骨調査・収集カテゴリーの記事

・野口健の御遺骨収集活動　沖縄篇2012