ＩＴみたいな　なにか！？

面白い画像があったので、今日は紹介したいと思います。

・「顧客が本当に必要だったもの｣ニコニコ大百科
[引用開始]
概要

「顧客が本当に必要だったもの」とは、ＩＴビジネスにおける多難なシステム開発プロジェクトの姿を風刺した絵に登場する、オチの部分のフレーズ。顧客が期待した通りのシステムとして完成しなかった原因は、開発側の勝手な思い込みや都合の押し付けだと思いきや、そもそも最初に顧客が説明した要件からしてズレていた、というオチ。

以下のような場面に分けられており、ブランコが設置された木のイラストがオリジナルだが、絵を差し替えてＩＴ以外のシーンでも使われている。ブランコの形態はソフトウェア・システムの構造・機能・使い勝手・規模などを比喩したものである。



[引用終了]

・顧客が説明した要件
　木に、2本ロープで括られた板がついていて前後に移動する。
　複数板がついていると、同時に乗ることができるので便利

・営業の表現、約束
　木に、2本ロープで括られた板がついているだけでは、
　利便性が悪いです。複数板が付くよりも乗り心地が良いように、
　ソファーを設置しましょう！
　
・アナリストの設計
　木に、2本ロープで括られた板がついている。
　強度を保つような場所に設置する。
　前後に移動が可能である。

・プロジェクトリーダーの理解
　木に、2本ロープで括られた板がついている。
　強度を保つような場所に設置する。
　前後に移動が可能である。

・プログラマのコード
　木に、2本ロープで括られた板がついている。
　強度を保つような場所に設置する。
　前後に移動が可能である。

・実際の運用
　前後に移動が可能なように、設置場所を移動しました。
　強度が足りない為、設置部品を減らしました。

・顧客への請求金額
　出来高に応じて支払われる。

・プロジェクトの書類
　プロジェクトが完了するまで、仕上げる事ができない。

・得られたサポート
　結局、投資したが有効に活用できない為、
　確実に利用できるように、切り株のイスに変更。

・顧客が本当に必要だったもの
　木に一本のロープでぶら下げた古タイヤのブランコ。


「顧客の要望を調査し、実現可能な製品で提供する。」という簡単だけど、
非常に重要な部分であったりします。

まあ、伝言ゲームのように、前提条件が異なることもあるので、
顧客とメーカーで段階的に確認していくのが確実だったりします。

なんでも出来るとうたっている製品は、「顧客が本当に必要だったもの」と
あわない場合があります。かといって、便利だろうで五月雨式にやると、
必要非常にコストが掛かります。

まあ、営業の人は、顧客の要望がかなえられる製品を「売る」事が重要なので、
導入前に「必要」であり「効果」がでるのかを見極める必要があります。